巣立ち

千代中学校柔道部

2009年03月18日 07:32

 去る3月13日(金)第60回千代中学校卒業証書授与式が挙行され、卒業生29名(少人数!)、柔道部からは8名(男子6名、女子2名)が巣立っていった。 
 厳かで粛やかな雰囲気の中で式は進んだが、中盤を過ぎ、卒業生による「卒業の歌」2曲(手紙・旅立ちの日に)の大合唱の頃には数々の思い出と別れゆく学び舎や友への募る思いは最高潮に達し、卒業生のみならず式場全体が感動の渦に呑み込まれた。
 千代中学校に赴任すると同時に入学してきたのが今年の卒業生であり、共に歩んだ3年間だった。授業や学校行事等を共に経験し、そして何より、生活規律についての厳しい指導を3年間通して行ってきたのもこの学年である。時には厳しく叱られ、歯を食いしばり這い上がってきた生徒も多かったことだろう。手前味噌を並べるようであるが、3年間の指導の集大成が、この凜とし、心打つ卒業式であったとすれば、感慨も一入(ひとしお)である。
 さて、柔道部に話を戻すが、今春、8名がそれぞれの道に進む。月並みであるが、これから眼前に立ちはだかる数々の障壁を千代中学校柔道部で学んだことを胸に乗り越えていってほしい。この3年間で夢や希望を現実のものとするために必要とされる素地は備わったと自負する。彼ら彼女らとの付き合いは、むしろこれからが長い。今後、劇的に成長を遂げていく姿を楽しみに、翌日からまた来年の卒業式に向けて指導にあたっている・・・。
     卒 業 お め で と う


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